平成28年度の様子
蒲郡鉄工会では、会の活性化を図り、真に会員のためになる事業を展開するため、本年より蒲鉄塾を運営することになり、実践的な経営能力の向上を目指します。講師には、元当鉄工会副会長の神谷宜泰氏(中小企業診断士)を塾長として迎え、単なる座学でなく、互いに課題を共有し、解決する場として運営します。以下を基本方針とします。
①参加者自身の実践を変える場であること
②経営者としての悩みや課題を共有し、具体的な解決を目指す場であること
③そのために、学びあい、教えあい、互いに高め合う場であること
第1回 06月03日(金) 18:00~20:00
①開塾式
塾が目指す経営者像・塾長の思い・塾訓「三直一実」および塾の運営について講義形式にてすすめました。
②自社の課題・悩みの披露
参加者が1人ずつ個別発表しました。都度、塾長より個別指導・助言アドバイス有りました。
③グループ討議・目標の発表
全体の目標は「利益を上げる」になりました。
第2回 07月15日(金) 18:00~20:00
「経営者の仕事は何か」日々の仕事から積み上げる
個人目標を立て、その評価基準を決める。グループ討議を行い、代表者が発表しました。
①経営学における経営者の仕事
②「一念一生」、「一緒一徹」の考え
③役割には2種類ある
④実践は今しかない
⑤日々の業務とツール
現物管理・日締め・定点管理・業務標準化・部下の養成・学びの場の創設
⑥実践のPDCA,評価
⑦本日のグループディスカッション
1週間分の「経営者の日々の業務」を作成し各チーム毎に代表者が発表しました。
第3回 09月02日(金) 18:00~20:00
誰でもわかる 財務諸表の見方・使い方
①財務諸表とは何か
②決算書を作成する
③簿記を理解する
④会計が難しいと感じる訳
⑤経営分析のポイント
⑥損益計算書・貸借対照表の読み方
⑦財務分析
⑧経営者の会計業務
⑨資金繰り表と予算管理表の作成
⑩税務署・金融機関の見る所
⑪財務諸表への思い
⑫本日のグループディスカッション
「企業にはどんな資金調達方法があるのか」
資金1,000万円の調達方法を10通りあげ
その手段の順番を踏まえ、各チーム毎に代表者が発表しました。
今回の第3回講座は、全5回/年の中間回ということで
講義終了後、懇親座談会(於:小樽食堂)を開催しました。
飲食をしながら、和気あいあいの雰囲気の中、
講師の神谷様を交え、個別の相談やご交誼を得ることが出来ました。
第4回 10月06日(木) 18:00~20:00
営業の進め方、準備の仕方
①営業に対する考え方
②営業情報の収集方法
③営業道具の作成
④条件提示時の留意事項
⑤見積り
⑥取引前の確認事項
⑦来社への備え
⑧営業に王道なし
⑨本日のグループディスカッション
新規顧客訪問時の営業について、「顧客とメーカーの営業トーク」の模擬演技を代表者が行いました。
第5回 11月11日(金) 18:00~20:00
人の育て方、育つ職場の作り方
① 人材育成への思い
② 人的資源管理の実践
③ 中小企業の人材の特徴
④ 採用時の留意事項
⑤ 入社教育時の留意事項
⑥ 自ら学べる工夫
⑦ 人事評価の前提
⑧ 古参従業員のレベルアップ
⑨ 経営者のレベルアップ
⑩ 私の人材活用法
⑪ 本日のグループディスカッション
経営者の能力開発時期とその内容について、「今、先輩経営者に聞きたいこと、先輩経営者が伝えたいこと」を若手経営者が聞き、今後の経営者としての能力開発をどのように行なうべきかを議論し、結果を若手代表者が発表しました。
最後に神谷塾長より、こうした場を与えて頂いたことに心からの感謝の言葉があり、今年度の蒲鉄塾が終了しました。